旅人
仁 羽岡
もしも何処か遠くの街で
噂聞いてくれたら
すぐに便りとどけてあなた
私待つわ一人で
側にいればそれだけで他に
何も欲しくない
一途なこの想い分って下さい
あなたの愛たけを
追いかけて行く 私は旅人
二人だけの想い出ばかり
今は寒いこの部屋
ドアの外に足音聞けば
胸が弾む私よ
たとえどんな悪口云われても
耐えて生きるわ
一途なこの想い信じて下さい
あなたに逢えるなら
何処へでも行く 私は旅人
窓の外の冷たい雨が
今日も胸に降り込む
こんな月日指折り数え
待てというのでしょうか
涙こらえいつか逢える日を
暖めています
一途なこの想いかなえて下さい
あなたに生命まで
捧げても行く 私は旅人